ビルメンテナンスってどんなお仕事?業務内容や待遇について紹介

ビルメンテナンスというお仕事を知っているでしょうか。ビルメンテナンスは高層ビルの清掃やメンテナンスなど、保守点検に関係した仕事が中心となります。今回は、ビルメンテナンスというお仕事について紹介します。

ビルメンテナンスの業務内容

ビルメンテナンスの基本的な業務内容は、設備管理に関係するお仕事です。高層ビルには電気通信設備や空調設備、給排水設備や昇降機設備等の設備があり、それぞれの管理を行います。またビルの壁面や扉、備品の清掃管理、衛生管理も含まれており、それぞれ部屋の特性に合わせて清掃を実施します。

大まかな仕事内容は上記の内容ですが、実際にはどのような仕事をするのか、詳細を見ていきましょう。

ビルメンテナンスの設備管理業務

ビルメンテナンスは、設備管理業務で設備機器の運転や監視、点検、保全を行い、出てきた結果から分析を行います。近年のビルはコンピューターで全自動化されていることが多いため、やることが少ないように見えますが、実はそんなことはないのです。電気や空調の監視やなにかトラブルが起こっていないか、中央監視盤で日頃からモニタリングをしていないといけません。

また業務を行うには、設備機器全体の知識も有さなくてはいけないだけではありません。平成8年より、技能の検定制度が始まりました。これにより業務を進めるにあたって、設備に関する知識も有していないと従事できない仕事になりました。

ビルメンテナンスの建物保全業務

建物保全業務は、最も重要とされている業務といっても過言ではありません。ビル内に設置されている発電機やボイラー・冷暖房器具の保守保全、性能の確認以外にも、建物の空気環境や衛生環境、貯水槽の清掃や中にたまっている水の品質検査も含まれています。またビル自体や設備の経年劣化の状態を把握し、修繕・入れ替え等を利用者から聞いて実施するといった仕事も実施します。

ビルメンテナンスの衛生管理業務

衛生管理業務は、「建築物における衛生的環境の確保に関する法律」(ビル管理法)にて定められた業務です。ビルメンテナンスはビルの部屋や設備といった内環境の維持を主な目的としており、ここでいう内環境とは浮遊粉塵や温度、相対湿度、CO・CO2・気流などが検査項目となっています。

部屋の環境だけが検査だけかと思われがちですが、ねずみや昆虫を防ぐ防虫、排水設備の点検や清掃、貯水槽にたまった水の残留塩素・生菌数・不溶性微粒子を検査し排水管の洗浄も実施します。

ビルメンテナンスの清掃管理業務

ビルの内装は床材や壁材、金属材、石材など、きわめて多種多様な素材が使われています。また床面や壁面、扉や備品などにもそれぞれ特性に合った清掃を実施します。

近年の清掃管理方法は汚れたから清掃するではなく、汚れが発生しないように清掃を実施する予防清掃というものに変わってきているのです。この清掃方法は特殊で、専門的な技能が必要となります。この専門的な技能は「ビルクリーニング技能士」を受験することで学べます。

この「ビルクリーニング技能士」の1級は、「建築物における衛生的環境の確保に関する法律」(建築物衛生法)に記載されている、清掃作業監督者になるために必須の資格となっていますので、興味がある方は受験しましょう。

ビルメンテナンスの警備防災業務

ビルメンテナンスは警備と無縁と思われがちですが、近年は防火管理業務と一緒にビルメンテナンスの仕事も担うようになっています。ビルに常駐する警備員を想像すると大変わかりやすいのですが、主にエントランスなどで警備にあたる立哨や、巡回が主な業務となっています。

最近は防犯の自動化・システム化が進んでいるため、本職の警備員のような業務をする必要はとても少なくなってきました。しかし代わりに、防犯監視装置の監視や制御、異常が起こった際の緊急対応業務が発生します。

ビルメンテナンスが警備を実施する際には、認定業者の元で研修を受け、警備業法に定められた内容を遵守するものとなるため、本職の警備員との違いを把握しておきましょう。

ビルメンテナンスになる難易度は?

基本的には難しくありません。近年東京だけでなく、近隣の埼玉・群馬・栃木・千葉でも高層マンションやテナントビルの建築ラッシュが続いていることもあり、ビルメンテナンス会社は常に人手不足な状態が続いています。以前は中途採用が中心でしたが、大手メンテナンス会社やその系列会社等は、新卒採用を増やしているのが現状です。

また、中長期的な人材育成を図るために福利厚生や教育制度が充実しているため、経験が少ない人でも入りやすい会社が増えています。ただ入社するためにはいくつか資格をとらないといけません。

主に「第二種電機工事士」や「危険物取扱責任者乙種4類」、「二級ボイラー技士」、「第三種冷凍機械責任者」の通称ビルメン4種と呼ばれている資格で、実務経験の有無や国家資格取得が前提の試験でもないため、試験に合格すれば取れます。

 

まとめ

ビルメンテナンスは専門的な知識が幅広く要求される仕事です。決して楽な仕事ではありませんが、残業は基本的にはなく、体力に自信がない方や資格取得が好きな人にとっては大変おすすめの仕事です。勉強が苦手な人にとっては大変かもしれませんが、乗り越えることで仕事の幅や給与も増える可能性がありますのでので、挑戦してみてはいかがでしょうか。

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